やはり石垣島は日本ではあるものの、文化、天候、気候は本州の方とはまた一味違ってくるというものです。
初めて石垣島にお越しになった人がちょっと抵抗を感じたり、とっても恐怖を感じたり、逆にそんなところが好きになったり♪
そんな石垣島にならどこにでも必ずいるけれど、あらかじめの心準備としての豆知識コーナーです。
今回のテーマは
石垣島ならどこにでもいるけど、
何も知らないで見てしまうとびっくりしてしまう生き物たち
をご紹介します。
まず基本的な考え方としては、どんな新しいリゾート施設でも清潔感あふれるホテルでもたとえ市街地でも
ほぼ、必ずいます。
それぐらいにメジャー所の生き物たちです。虫がきらいな人も大好きな人もまずは石垣島への旅行、観光前に豆知識として知っておいてよいでしょう♪
さぁ、あなたどっち? 好き OR 嫌い?
いかにも昆虫、爬虫類といった風貌です!正直好き、嫌いが分かれる生き物ではないでしょうか?これはヤモリです。夏でも冬でも必ず見かける生き物。それがヤモリです!
よくお客さんに聞かれることがあるのは、
イモリとヤモリの違いは?
爬虫類と両生類の違いです。
なんていってもピンと来ない方も多いのでは?
なので、わかりやすくいうと
爬虫類は肺呼吸。なので陸にいます。両生類はエラ呼吸。基本水辺、水中にいます。※例外はあるそうです。
石垣島のホテルなどのご宿泊先で見かけるのはほとんどが爬虫類のヤモリさんの方になります。
ちなみにちょこっと調べてみたところ、イモリはお腹が赤いことで識別が可能だとか。
そんなヤモリさん。地元の人は、基本的に退治しません。なぜなら、
家を守る。だからヤモリなんです。
家中にいる虫、昆虫を食べてくれるから。家を守ってくれる存在だからとのこと。確かに夜中電灯に集まっている虫をぱくっと捕食する瞬間を見たことは何回もあります。もちろん失敗シーンも(笑)
でも虫が嫌いな方にはどうしようもない。しかも夜になると
キョエキョエキョエ~
と奇妙な声でなきます。何も知らない人、昆虫、爬虫類の類が嫌いな人はとても拒絶反応が起ってしまいそうな生き物です。でも目が愛くるしい。とってもかわいい。ちょろちょろ動くさまがいい。
などなど虫が嫌いな方でも評判がよかったりする場合も。こればっかりは見てみぬふり?もしくは愛くるしい眼差しで見てあげてくださいね!
ちなみにヤモリは日本の妖怪にもエントリーされています。方言名は『やーるやー』だそうです。
では次、
いやいやこれも好き嫌いがはっきりしている生き物ですね。今回はヤモリとは少し事情が違っています。
特定外来種なんです。
つまり人間がオオヒキガエルの意図と関係なく運んできて勝手に放流した生き物なんです。
オオヒキガエルは体長9~15.5cm、最大体長24cmとヒキガエル科最大種。元来はサバンナや熱帯雨林地域に生息。日本では、小笠原諸島、石垣島、北大東島、南大東島で定着が確認されているそうです。
放流の目的は、サトウキビ畑の害虫駆除。らしいです。でも何でも食べる食性と繁殖力から、在来種が減少し困っています。
そして皆さん、見かけても触ってはいけません。毒があります。目に入ると失明する場合もあるとのこと。人間が勝手に持ち込んでオオヒキガエルにはとても迷惑な話ですが、駆除活動も行っています。
那覇自然環境事務所 第5回石垣島オオヒキガエル捕獲大作戦の表彰式の開催について
毎年夏に駆除活動を行っているそうです。一般から参加者を募集しています。しかもそれぞれの部門には賞もあります。
◎トードマスター賞
獲得した数の多い上位3名に送られる賞
◎ビッグトード賞
最も体重が重い個体を獲得した上位3名に送られる賞 優勝者は793.3 gだったそうです。でかい。
◎トードフレンズ賞
今回は、期間中捕獲参加日数が最も多い方にお送りしました
など。人間が放流しておいて駆除を行う。なんだか少し複雑な気分になりますね。
などなど。よくお客さんからびっくりしたと評判の生き物。ヤモリとオオヒキガエルでした。もちろん怖がることはありません。
嫌なら見なければよいだけのことです。これも自然が多い石垣ならではですね!
このままでは後味が悪い方もいるかもしれませんので、次は好き嫌いの激しい生き物ではなくみんなの人気者をご紹介します。
道路をうろちょろしている愛嬌のあるかわいい鳥です。沖縄本島、北部にいるのはヤンバルクイナ。それは天然記念物で絶滅危惧種です。それは近縁種となるのがシロハラクイナです。
普段は歩いて移動するので、飛べない鳥と思われがちです、本気を出した時は、空を飛びます!そのシーンを見れたら、ラッキーなタイミングです♪
でもやはり普段は歩いて道路を横断するときがあります。ドライブ中はご注意ください。危険を感じると来た道を折り返す修正があるとかないとか。車が近づいてきて、危ないとおもった瞬間に戻り始めるとあやうく引いてしまいます。石垣観光の際には環境にやさしいドライブを!
石垣島では食物連鎖の頂点に君臨するといわれる天然記念物のカンムリワシです。とってもレアもの?なんて思うかもしれませんが、時期に合わせて電信柱の上に普通に止まっていたりするときもあります。
ただ、案外動きはゆっくりな生き物。ドライブ中、ご注意ください!カンムリワシとの交通事故も新聞で報道される時があります。
今回は、石垣島でよく見かける生き物ブログでした!皆さん、好き、嫌いはあるとは思いますが一度じっくり眺めてみましょう!新しい発見があるというものです♪
そして自然の中での大前提、それは、わからないものは触らない!毒をもっている生き物もいたりします♪
心づもりがあれば大丈夫、でも知らないで遭遇するとびっくりする生き物のご紹介でした!