先日ボートを走らせながら、いつものシュノーケリングポイントとは真逆方向に向かってみました!
海の色合いは相変わらずきれいですね!これぞ石垣島の風景!といったところです。でも、あれ?なんだかいつもと様子が違いますね。
リーフエッジの手前が浅くなっている?
遠くの方に見える白波。あそこまで浅い場所。その手前はボートで普通に走れる水深があったはずですが、陸になっているようにみえる?なんかおかしいなぁと思いながら、ボートを寄せてみると、
見渡す限り、海藻がびっちり!
たわわに育っています!
今までこの場所にこんなに海藻がなかったように思うのですが。。。陸上に限らず、水中世界も含めて、常に変化し続けるものですね!今までの環境がずっと続くことの方が自然界では珍しい現象なのかもしれません。
ただ、大量発生というのはあまりよくないです。これが大量発生といえるのかどうかはわかりませんが、ちょっとサンゴと海藻の関係を調べてみました!
海藻は、海に生える藻。
胞子によって、子孫を残します。昆布、海苔、わかめ、てんぐさ、ヒジキ、モズク等。
海草は、海に生える種子植物
根、茎、葉の区別ができて、花を咲かせて、種子で子孫を残します。進化の過程で一度、陸上植物として適応してから海に戻ったそうです。
色んな役割がありますが、海の生き物に住処と食物を与えています。海の生き物50万種のうち、4分の1はさんご礁に住んでいると言われ、水中世界の生物多様性に大きな役割をしています。
また海水の二酸化炭素濃度の調整を行い、サンゴに住む褐虫藻が光合成を行って水中環境を整えています。さらに、天然の防波堤として海岸線を守っています。
海、そして地球環境において、なくてはならないものの一つです。
参考ブログ
結局サンゴってなんなのさ。なくなると困るの?お勉強ブログ
こちらもサンゴ同様、いろんな役割があります。植物であるので光合成を行います。そうなると水中生物に必要な酸素を出して、二酸化炭素を吸収してくれます。また水中のチッソ、リンを吸収し、栄養過剰にならないように水中環境を整えます。
魚の産卵場所や幼魚、仔魚の生息場所として大活躍です。
などなどいろいろ良いことがあります。
サンゴ、海藻ともにいろんな役割があって、それぞれの場所、地域に合わせて必要なものの一つということがわかりました。ただ、沖縄の海においては、サンゴと海藻のバランスが重要そうです。とある研究者の方がおっしゃっていました。
サンゴと海藻に共存はない。
ライバルである。お互いに太陽の光を受け取って光合成を行います。どちらが先に伸びて、太陽の光を受けるとることができるのか?それが生き残る道の一つだそうです。
サンゴの生息域にはやはりサンゴ。海藻の生息域にはやはり海藻。
そのバランスが重要なんですね!また将来予測では、サンゴは海藻に切り替わる。との言われています。サンゴは死滅して海藻が生い茂るそうとのことです。
今回、ボートで見付けば海藻エリア。きっとここにはサンゴが今後生息していくことは難しそうに思います。
今まであるべき場所にあるべき生物。それを守っていくのが今後、重要なことなんだと思います。
ということで今回のブログは、海藻についてちょっとお勉強してみたブログでした。